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「超新星爆発」
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●超新星爆発 --- 壮絶な星の最期
巨大な星が最期に迎える壮大な爆発:超新星爆発。一つの星の死は別の星の誕生につながる。超新星爆発は、星の終わりでもあり、始まりでもある。
「すばる」がきらめく「牡牛座」の星空。記録によれば、900年前の平安時代、数十日間だけ他のどの星より明るく光る天体が、ここに現れた。巨大な星が超新星爆発と呼ばれる大爆発を起こしたのである。その爆発のあとは、現在「かに星雲」と呼ばれている。その残骸は、いまでも輝き続けている。
「超新星爆発」とは、巨大な星が、長年燃え続けたすえに、大爆発を起こす現象である。突然、新しい星が生まれたように明るく光るので「超新星」と呼ばれている。しかし、それは、星の誕生ではなく、死の瞬間のきらめきなのである。
1986年に発見された、ケンタウルス座の超新星爆発1986Gを分析すると以下のことがわかる。最初の十日間、超新星爆発は、どんどん明るくなっていった。計算によると、もっとも明るくなったときには、太陽十億個分のエネルギーを放出したことになる。そして、その後、100日ほどかけて光は、だんだん弱くなっていった。爆発の光を分析すると、超新星爆発のなかで、さまざまな元素が生まれていることが分かる。カルシウム、シリコン、コバルトなどの物質は超新星爆発によって生まれ宇宙にばらまかれる。地球上にあるこのような元素も、超新星爆発によって作り出されたと考えられている。たとえば、私たちの骨を作っているカルシウムも、もとをたどれば、超新星爆発で生まれたのである。
「超新星爆発は、星の死を意味しますが、爆発の結果、未来へ向かっての新しい可能性も作り出しているのです。一つには、超新星爆発により生み出された物質が、私たちの身体を作っているということが上げられます。また、超新星爆発によって、巨大な衝撃波が生まれ、その銀河のなかで広がっていきます。この衝撃波が変化を生み出して、新しいもの---つまり、新しい星を誕生させることもあるのです。」
超新星爆発が、水素などのガスが薄く広がる場所の近くで起こった場合、爆発の衝撃波が、ガスを圧縮していく。密度が高くなったガスが、暗黒星雲を作り、そのなかで、ちりやガスが固まり、新しい星の誕生につながるのではないかと考えられている。超新星爆発を見つめること---それは「宇宙は生きている」ということを実感する体験なのである。
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