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下山は快調だった。
単純に下りの方が楽だからというだけではなかった。
いつになったらゴールに辿り着けるか分からなかった登りと違い、
一度通った道なのでおおよその検討がつく。
精神的に楽だった。
すると、また例の老夫婦とお会いした。
まだ縄文杉まで辿り着いていないようだった。
むしろまだまだかかるだろう。
ご主人は年齢の割には警戒な足取りだったが、奥様はゆっくりゆっくりだった。
カメラを持って二人で何やら話していた。
私「シャッター押しましょうか」
奥「フィルム換えるところなのよ。私のカメラ古いから。ありがとう」
確かにデジカメではなくフィルム式のカメラだ。
岩場の隅に二人で寄って、何だか楽しそうだった。
途中、例のごとくちょっと道を外れて河原に出たりしながら、順調に下山を続けた。
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