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件の友人の結婚式にて。
新郎との会話。
「石川さん、最近ブログ(この掲示板のこと)おとなしくない?」
「そうだねえ、俺らしくないかなあ」
そう言われたからといって無理に吠えたりする気はない。
だが以前と比べるとおとなしいのは事実。
彼と出会った頃の俺は、気取って言えば放蕩無頼だった。
朝酒昼酒当たり前。
休日眼が覚めて「雪が見たい」と思えばそのまま旅立った。
「俺に哀しみをくれ」
と言い、
「俺は幸福を感じてはいけない人間」
と自らを規定していた。
他界した恋人と入るための墓を購入し
「いつ死んでもいい」
と思っていた。
親類縁者との交流を一切拒絶した、天涯孤独のギリギリの緊張感が俺を生かしていた。
今はどうだろう?
生きることに慣れてしまってはいないか?
生きることを当たり前と感じてしまってはいないか?
『死を意識したところから、詩は始まる』
生きることに慣れた詩人なんて、あり得ない。
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